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【スプラトゥーン2】なぜ自分の味方が弱く感じるのか?【S+以下の人向け】

 
こんにちは!2020年に入ってもスプラトゥーン2は粘り強く売上を伸ばし続け数十万本という単位で今年も売れています。2020年9月の任天堂の発表によると累計売上本数は驚異の435万本!そんな大人気のスプラトゥーン2ですが一部の商品レビューや口コミでは「味方が弱いせいで勝てない。」「勝率が良くなると弱い味方と組まされ連敗するように調整されている。」など、味方やマッチングに関する不満を非常に多く見かけます。ではなぜ味方が弱いように感じるのか?今日は多くの人がこのように感じる理由について解説をしていきます。ちなみに筆者は全ルールウデマエXで、ガチパワーは2100~2300の間を行き来しています。そのためX上位勢の人にとっては参考になりませんがウデマエがS+以下で停滞している人にとって有益な情報を提供できると思います。

 

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まず前提として

まずは味方の強さに関する議論に入る前に前提となる重要な部分について解説していきます。見出しにも書いた通り確かに味方が強い方がウデマエが上がりやすいというのは事実です。「自分のウデマエが上がらないのは味方に恵まれないせいだ。」という考えを持つ気持ちも非常に共感できます。しかしウデマエXの人がS+帯で試合をすると味方の強さに関係なく前でヘイトを稼いで敵をガンガンキルしたりルール関与などで試合に大きく貢献して連勝、という状況を見たことある人も多いのではないでしょうか?Youtubeなどで検索すればこういった類の動画は沢山出てくるので見たことない人は調べてみてください。

何が言いたいかというと結局のところ、実力があれば味方に恵まなくてもS+帯以下は勝ち越すことが可能です。仮に「自分の本当の実力は今所属しているウデマエの1つ~2つ上のセグメントなんだ。」と主張するのであれば今所属しているウデマエにおいては、キルやルールに安定して貢献することで勝率6割~7割は維持できることでしょう。それができないということは味方のせいではなく自分の実力は今のウデマエが適正であるということは素直に認めなくてはなりません。

筆者はガチパワーが2200程度を前後することが多いですが、計測失敗してそのまま放置した時にS+帯に戻ったことがありました。その際ウデマエを戻すときにS+9帯で試合をしましたが、毎回キャリーはできなくともルール関与やキルに一定の貢献をすることで勝率6割~7割前後は最低でも維持できています。ただ逆に言えば残りの4割~3割の試合は負けることも普通にあります。本当に特別な理由なく味方の対面負けが激しかったり(2キル11デスと4キル9デスが両方味方にいる等)打開が嚙み合わなかったりすると自分の力量ではどう頑張っても対処し切れないこともあるので、そういった場合は「なんかかみ合わなかったな・・まっ次の試合次の試合」と仕方がなかったケースとして割り切っています。

味方が弱いのは自分にも理由がある可能性が高い

 多くの人が味方のキルレが悪かったりすると批判して終わってしまいがちですが、批判して終わっている限り大きな上達は見込めないと思ってください。味方の対面負けがなぜ多かったのかを考えることは上達するうえで実は非常に重要です。チームの総合力で勝負するスプラトゥーンで味方のことを考えられないのは上達の妨げになります。味方が対面して勝てるかどうかなんて自分は関係ないんじゃないの?と思う人がいるかもしれませんが、考え方のポイントをこの後説明するので、いまいちしっくり来ない人はこのまま最後まで読んでみてください。

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原因1 自分が味方に合わせる意識が薄い

スプラトゥーン2では味方との意思疎通するための方法がほとんどありません。「ナイス」「やられた」「カモン」は使えますが、これだけで望み通りの意思疎通を取るのは非常に難しいです。こうなってくると味方が自分の思い通りに動いてくれないというのは当たり前で自分が味方に合わせるという考えが重要になってきます。

例えば前線で戦うのが好きなシューター使いの人はガンガン前にでていく傾向があるのはなんとなく分かると思います。もし味方にこういった前線武器がいて自分が中衛後衛武器を持っている場合シューター使いの人が前に出るタイミングでインクアーマーを吐いてあげたり戦いが起きる場所にナイスダマを投げたりすることで味方の対面勝率を高めることができます。他にも前線武器の少し後ろを位置取りしてキルや塗りのフォローに入れる体制を保つなど、前線武器のヘイトを利用してその間に強ポジションを取る意識が重要になってきます。味方にローラーがいるのであれば前で動きやすいよう足場を塗ってあげたり、逆に自分が前線武器を持っているのであれば味方の位置を把握しフォローをもらいながら戦ったりするなど、答えは様々ですがチームとして武器性能を最大限活かすにはどうすれば良いかよく考えてみてください。

味方に合わせたり味方の立ち回りを活かす考えを持つことがとにかく重要です。これを意識することで少しは味方が対面で勝つ確率を上げることができます。味方は自分とは性格も考え方も違う人が操作している可能性がありますからとにかく思い通りに動いてくれないというのは前提と捉え、じゃあどう合わせるか?を考えるようにしてください。「今回の味方は思い通りに動かないし使えない。」と批判で終わっている限りはウデマエは伸び悩むことになるでしょう。

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原因2 ヘイトの重要性を理解できていない

上の原因1とも少し内容が重複しますが、スプラトゥーン2ではヘイトが対面を有利に進められるかどうか左右するうえで非常に重要な要素になります。ヘイトはキル数や塗ポイントと異なり定量化されないので意識する人は少ないかもしれませんが、ヘイトを利用することで味方が有利対面になったり強ポジションを取れる可能性が高まります。チームの編成を例えば前衛・中衛・後衛と分けた場合にS+帯以下では前衛があまり前に出ず中衛後衛に圧が掛かってしまう、或いは中衛武器を持っているのに前線がヘイトを買ってくれている間自陣で芋ってしまうといったケースがX帯と比べると明らかに多いです。これはS+帯以下とX帯ではヘイトに対する理解と味方に合わせる(味方の位置の把握)という意識の差が如実に表れているからだと思います。

例を交えて解説すると前衛武器が前に出てヘイトを買うことで中衛武器や後衛武器が強ポジションやフォローに入る体制を整えられます。こうすることで中衛と後衛が対面を有利に進められることになり、チームとしてのキルレが高まります。もし前線なのに前に出ず自陣にいる時間が長くなってしまうと、敵の前線武器が味方の中衛後衛に圧力を掛けに来てしまうので味方の中衛後衛はキツイ対面をせざるを得なくなりチームのキル能力は下がることになります。前線武器のステジャンや復活短縮が強いと言われるのは前線にすぐ戻り近距離対面の強さを押し付けるというのは勿論ですが、前に出る時間を多くすることでヘイトを多く集め、中衛後衛の武器性能を活かすというチームの能力の最大化にも繋がってくるためです。一概には言えませんが例えば前線武器を持っているのにフルタイムで試合をした結果5キル5デス、なんてことが多くあるようでは復活短縮を積んでもっと前に出る練習をするか、或いは中衛後衛の方が性格に合っているかもしれません。また中衛後衛武器を持っている場合でも前線武器が前でヘイトを集めてくれているのにカバーに入れないほど下がっていると前線武器のフォローに入ることができません。中衛後衛は塗や前線のカバーが重要な役割なのにそれができない位置に居ては前線武器が孤立し対面がキツくなり、これもまた味方のキルレが悪くなることでしょう。味方の対面が弱いのは確かに実力もあるかもしれませんが、そもそも自分が味方の武器性能を活かすための立ち回りができているかを意識してください。

原因3 武器の有利・不利を理解できているか

 スプラトゥーン2では多様な武器が存在しますが、射程やキルタイム、ステージの違いもあり有利対面不利対面が存在します。例えば自分がチャージャーを持っていて味方にスプラシューターが居たとします。敵のチームがバケットスロッシャー、傘、ダイナモ、ハイドラントといった編成だった場合味方のスシコラはいずれの武器に対しても射程やキル性能的にかなりキツイ対面を強いられることになるでしょう。こういった場合味方のスシコラが立ち回りやすくなるようにダイナモやハイドラに圧力を掛ける意識をすることで味方のスシコラはかなり動きやすくなるはずです。もしこういった意識をせず「バケットスロッシャーが手前に来たからこのバケツを倒そうと頑張ってました。」なんて立ち回りをしていると味方のスシコラはバケツを除いた他の武器とのキツい対面ばかりでキルレが悪い、といったことになりかねません。こういった場合、詰めてきたバケツは手前処理が強い前線武器であるスシコラに任せ、前線武器の天敵であるダイナモやハイドラに後衛である自分が圧力をかけるといった心構えで挑むのがチームの能力をより最大化できる(キルレをよくできる)立ち回りになるでしょう。

まとめ

 いかがでしたでしょうか?難しいし意識することが多いといった声があるかもしれませんが、本質的に一言で表すと「味方の武器性能と立ち回りを最大限活かすためにはどうするか」ということになります。せっかくやるからには上達を目指してこの意識を頭に入れたうえでガチマッチに臨んでみてください!